#2 ヘアメイク 對馬友理さん
#スキンケア #ハンドクリーム #ハンドケア #手荒れ対策
美容師から、チームのものづくりへ
──ヘアメイクの世界に入ったきっかけは?
もともとは美容師をしていました。
でも、お客様を接客する仕事よりも、チームで作品をつくるような仕事に興味があって。
広告や映像の現場は、ひとりではなく“チームでつくる”という一体感があります。
その中で自分の技術が生きる瞬間が、すごく好きなんです。

現場は、常に“生もの”
──広告や映像の現場は、どんな環境ですか?
撮影は屋内スタジオもありますが、炎天下の屋外や雪山など、過酷な環境も多いです。
でも、環境が変わっても、スキンケアをしっかりしていれば肌の状態は大きく変わらないんですよ。
一日中立ちっぱなしで風にさらされ、手洗いの回数も多い。
それでも、手袋は基本できません。
モデルさんの肌に直接触れるので、常に手はむき出し。清潔であることと、触れたときに心地いいこと。その両方が大切です。
“肉眼ではない美”をつくる
──美容師とヘアメイクの違いは、どんなところにありますか?
美容師はお客様と“鏡越しのリアル”をつくる仕事。
ヘアメイクは、“カメラ越しの世界”をつくる仕事です。
カメラを通すと、色や質感の見え方が全然違う。
ライトの温度、レンズの色味補正、編集の段階での調整…。
だから、自分の感覚だけではなく、ディレクターさんやカメラマンさんの意図を汲み取る力が必要です。
チームでつくる仕事だからこそ、自分よがりにならずに提案できること。
それが一番大切にしていることです。


手が伝える安心感

──手の使い方で意識していることは?
スキンケアからメイク、ヘアまで、すべての工程に手を使います。
下地を塗るときも、ブラシより手の温度でなじませた方が自然な仕上がりになります。
だから手洗いの回数はすごく多いですし、常に手の状態を整えておく必要があります。
人の顔に直接触れる仕事なので、カサカサした手は絶対にNG。
でも逆に、ベタベタしているのもよくない。
だからこそ、手の“質感のバランス”を保つことがすごく大切です。
普段はほとんどハンドクリームを塗らないんです。
ただ、プロ・業務用ハンドクリームのようにベタつかず、すぐに作業できるものは理想的。「触れても気にならない手」でいられることが、現場では何よりも重要なんです。

育て、つなげていくために
──これから挑戦したいことは?
札幌の広告や映像のヘアメイクは、まだまだ後輩が育っていない業界なんです。
だから、自分のチームをつくって、次の世代を育てたいと思っています。
他にも、広告のヘアメイクで培った、誰かの想いやブランドの価値を汲み取って表現する力を活かして、企業のPRやSNSの発信の仕事も広げていきたいですね。
ヘアメイクは単に“見た目を整える”仕事じゃなくて、
世界観を一緒につくるクリエイティブな仕事。
私自身もヘアメイクにとどまらず、“ものづくりのチーム”として関わっていける世界をつくっていきたいと思っています。

